ステキブンゲイでの執筆活動をより楽しむためのヒントをお伝えします!
投稿時のコツ、宣伝の仕方、有料化による収益獲得について、読んで活用してください。
とにかく書こう!投稿時のコツ
▼ エピソードは小分けにしよう!
ひとつの作品は、複数のエピソードに分けて投稿しましょう。
ステキブンゲイでは、1エピソードあたり、最大1万文字まで書くことができますが、実際にそんなに長い文章を1エピソードに入れることはオススメしません!
なぜなら、ステキブンゲイをはじめとするWeb小説投稿サイトの読者ユーザーは、主にスマホのブラウザを使って読んでいるためです。
スマホで読むということは、通勤・通学などの移動中や、仕事の休憩中などの、10分ほどの短いスキマ時間を使って読むことが多くなります。
したがって、スキマ時間で読める分量を1エピソードにすると、とても切りがよくなり、読みやすくなります。
いきなりですが、司馬遼太郎の歴史小説は、とても長いのに読みやすいと思いませんか? その理由のひとつは、新聞連載されていた作品が多く、本になったときに連載当時の分量で段落が区切られているからです。
具体的には、連載1回あたり1000文字ほどです。この単位で段落が切れているので、通勤時間などにちょうど切りのよいところまで読めて、次に本を開いたときに、続きが読みやすいのです。
また、内容的にも小分けになっているので、濃淡が一定で頭に入ってきやすく、続きを読むときに思い出す手間が省けるようになっています。
ということで、1エピソードの文字数は、1000文字ほどにすることを強くオススメします!
▼ 改行を多めにしよう!
また、読みやすさの点から、アドバイスをもうひとつ。
改行を多めにしましょう。具体的には、1文ごとに改行を入れるとよいと思います。
これもスマホで読むユーザーに向けた、読みやすさのための小技です。スマホで小さい文字を読むとき、行間が空いている方が、ぎっしり書かれているよりも読みやすいです。
とくに電車内のような揺れる環境では、どこを読んでいたかわからなくなってしまいがち。読みやすくないと、読まれなくなってしまいます。
ぎっしり書かかれている作品は、文芸誌のコンクールへ応募している方や、同人誌に掲載している方に多く見られます。
執筆した原稿をそのまま貼り付けて投稿するのではなく、改行を入れてみると、読者ユーザーにやさしい表示になりますので、ぜひ、ひと手間加えて、改行を入れてください。
また、会話文もテンポが出るので、改行と会話をうまく織り交ぜて、読みやすい作品にしていただければと思います!
▼ 定期的に投稿しよう!
あとは、投稿のタイミングに気をつけてください。
お気に入りのYouTubeチャンネルや、マンガアプリ、アニメなど、コンテンツが公開されるタイミングは、一定のペースを保って行われていると思ったことはありませんか。
毎週水曜日とか、毎日20時とか、一定のペースでエピソードを公開すると、読者ユーザーに読む習慣付けをすることができます。
習慣になれば、そろそろ公開された頃だと見に来てくれるようになりますし、作品の続きの楽しみ度が大きく増します。逆に公開されないと、なんだか残念な気持ちになったりします。
公開を楽しみにしてくれる読者ユーザーをファンと言ってもよいと思います。
エピソードの公開も同じく、一定のペースを保って行うことをオススメします。
すでにラストまで書いてあるからといって、1日で全エピソードを公開してしまってはもったいないです。
また、ある日は1エピソード公開し、またある日は3エピソードまとめて公開するというように、量にムラのあるも、読者にとってはストレスになるかもしれません。ルーチンとして楽しめるようにするのがコツです。
自分の執筆ペースや、読者の反応を見て、1エピソードの公開のタイミングと量を一定にしましょう。
予約投稿機能がありますので、あらかじめラストまで書いておき、それを毎日20時に公開というように自動公開することができます。ぜひ、予約投稿機能を使って、計画的な投稿で、ファンを増やしてください!
▼ 作品概要がすごく重要!カバーイラストも忘れずに
最後に、とても重要なこと。作品の概要欄です。
概要欄は作品の顔ともいえるところなので、できるだけ、読者の興味を引くように書きましょう。
エピソードを読んでもらえれば、おもしろさはわかってもらえる! と過信してはいけません。概要欄がおもしろくないと、最初のエピソードが読まれないからです。
誰かからのクチコミで来た読者なら、説明はいらないかもしれませんが、ほとんどすべてのユーザーにとって、この概要欄は初めて目にする情報になりますので、どこよりも力を入れて書きましょう。
具体的に何を書くことですが、まず、この作品はどういう作品なのかを、ひとこと(1文)で表してみましょう。もし、表すことができないようでしたら、内容がふわっとしている可能性があります。
本の帯やカバーに書かれているような短い売り文句でも構いません。
5W1Hで、時代、場所、登場人物、何が起こるのか、何を描いたのか、どのように描いたのか、他の作品との違いなどを書きましょう。
これらの要素を羅列するだけではなく、おもしろさをアピールするように書きましょう。どこがおもしろいのか、作品の半分ぐらいまでのあらすじを書いてしまいましょう。
自分が書店で本を物色しているときを想像して、思わず手に取りたくなるような内容になるように。
書店で本を選ぶときと同様、カバーイラストも重要です。フリー素材でもいいので、作品の世界観にあった画像で作ってみましょう。もし、作れないときでも、未設定にすることは避けましょう。
書いたら宣伝しよう!
ここまでで、読まれやすい作品にするための基本的な準備ができました。
しかし、いくら作品を読まれやすくしても、そもそも人が訪れないことには気づかれません。
▼ SNSでシェアしよう!
SNS、とくにTwitterをやっている方は、エピソードを公開したら、シェアしましょう。
エピソード一覧画面のエピソードの横や、エピソードページの下の方ある、シェアボタンを押すことで簡単にシェアすることができます。
なお、シェアするときに、エピソードの冒頭や作品概要が一緒に表示されるようになっています。毎エピソードの書き出しにもこだわるとよいでしょう。
SNSをやっていないという方は、これを機会に投稿用のアカウントを作ることをオススメします。
▼ 他のユーザーの作品も読んで感想を書いてみよう!
自分の作品を読んでくれた人が、どんな作品を書いているのか気になったことはありませんか?
この心理を活用して、普段から他の投稿ユーザーの作品を読んで、応援コメントを書くことをオススメします。
エピソードページや作品ページの下から、応援コメントの投稿ができますので、よかった点などをコメントとして伝えてあげましょう。
他のユーザーの作品を読むことは勉強になりますし、コメントすることは、作品のよいところを見つける練習にもなります。
また、お気に入りの作品ができたり、投稿ユーザーがいたら、フォローボタン(ハートのアイコン)を押しましょう。作品に新しいエピソードが追加されたりすると、通知が来るようになって便利です。
また、フォローされたユーザーに、あなたがフォローしたことが伝わりますので、交流のきっかけになり、相手が作品を読みに来てくれるかもしれません。
▼ コミュニティでつながろう!
作品のジャンルごとに、コメントを書ける掲示板がありますので、こちらも活用しましょう。
サイト以外でも、Twitterで「#ステキブンゲイ」で検索すると、投稿ユーザーや読者ユーザーをたくさん見つけることができます。
ぜひ他のユーザーの方をフォローして、交流してみることをオススメします。
コミュニティといえば、ステキブンゲイの代表であり、小説家の中村航氏による小説講座「ステキ文芸部」も開催されており、受講生の皆さんでの交流も盛んです。
月に3回開催され、作品へのアドバイスなどももらえて、月額4,500円という大変お得な内容になっています。
さらに、ステキ文芸部に入ると、後述する有料作品が読み放題になる「ステキブンゲイプレミアム」(月額:税込693円)が付いてきます。
作品のレベルアップや、プロ作家を目指す人たちとの交流(やるきが出ます)を目的に、こちらも検討してみてはいかがでしょう。
【重要】収益を得よう!!
集客ができたら、エピソードを有料にして収益を得ることができます。
ステキブンゲイの大きな特徴として、作品を有料にして収益を得ることができる点があります。これは、他の小説投稿サイトにはめずらしい機能です。
誰でも無料で利用できる機能なので、ぜひ使いましょう。
有料公開されたエピソードは、アクセス数に応じて報酬を受け取ることができます。
報酬の額が1,000円を超えると、Amazonギフト券または銀行振り込み(※)でその額を受け取ることができます。
※銀行振り込みの場合、報酬額から振り込み手数料と源泉徴収が差し引かれます。
▼ 簡単に有料化できる!
収益を得るための設定は、とても簡単です。
これまでと同じように作品を作り、エピソードを作成します。
そして、エピソードの公開時に「このエピソードを有料公開する」というチェックが表示されるので、そこにチェックを入れるだけです(※初めて有料公開する場合は、利用規約に同意する必要があります)
なんと、これだけでアクセス数に応じて報酬が貯まっていきます。簡単ですね。
▼ 有料化のコツ:後半を有料にしてみよう
オススメの有料化の仕方としては、たとえばエピソード数が30あったら、最後の10エピソードだけを有料化するのがよいでしょう。
1エピソード目から有料にすると、読者ユーザーは自分が読みたいものかどうかがわからないので、課金してよいのか悩んでしまうでしょう。
そこで、まずは20エピソードまではお試しで読んでもらい、この内容だったら最後まで読みたいと思ってもらい、課金してもらうイメージです。
途中(赤い矢印のところ)から有料
▼ 課金:プレミアムプランについて
収益を得る仕組みについて、報酬の源泉は? というと、それはサイトのコンテンツを見るために、ユーザーが支払った代金の総額になっています。
ステキブンゲイでは「ステキブンゲイプレミアム」という名のプレミアムサービスがあります。
これに加入することによって、サイト内で有料公開されているエピソードを無制限に読むことができるようになります。(※ラノベストリートでの有料公開作品も読むことができます)
料金は、月額498円(税込)。初月は198円(税込)でお試しいただけます。
中村航氏の『世界中の青空をあつめて』、いぬじゅん氏の『星と花火が降る夜に』のをはじめとしたプロ作家のエピソードも、後半のエピソードを有料公開中です。
オンライン書店で本を買うより安く読むことができるのでオススメです。
その他のコツ
▼ コンテストに応募しよう!
毎年募集をしている「ステキブンゲイ大賞」や「マンガ原作大将」などのコンテスト、また、その他にもコラボレーション企画などが開催されています。
これらのコンテストや企画に、積極的に応募しましょう。
応募作品は、運営・編集部のメンバーが目を通します。
サイトでは、おもしろい作品を常に探しています。そのため、コンテスト以外でも、おもしろいと判断した作品があれば、お声がけさせていただくこともあります。
したがって、コンテストや企画にはできるだけ応募しておくと、よいことがあるかもしれません。
また、その際にすぐにおもしろさが伝わるように、作品概要欄はしっかり書いておきましょう。
▼ 眠ってる作品があったら出してみよう
どこにも出さずにパソコンの中に眠っている作品や、商業化したが版権が切れた作品などがあったら、ここに書いたヒントをもとに、ステキブンゲイに投稿してみましょう。
何かおもしろいことが起きるかもしれません。
レッツ・ブンゲイ!